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照明を選ぶときに知っておきたいあれこれ
Lampadaの店頭でご案内している、照明を選ぶときのポイントをまとめました。
明るさや光の色、機能のほか、照明のデザインや光の表情など見る項目がたくさんあるので、自分の目的に合った照明器具を選ぶのはとても難しいと思います。
使用する場所(部屋)や状況、目的によって選ぶポイントが異なりますのでぜひ参考にしてみてください!
▶︎ 照明の基本的な考え方
▶︎「引掛けシーリング」って?
▶︎ 各照明の仕様に「○○W」と表示があるのは?
▶︎ 電球を新しく買うときにチェックするべきポイントは?
▶︎ LED電球は使えますか?
▶︎ うちの天井にはLampadaの照明をつけられますか?
▶︎ ライティングレール(ダクトレール)は使い方いろいろ
▶︎ 傾斜天井の場合
▶︎ 明るさの選び方
▶︎ 部屋全体を明るくしておく必要はあるか
▶︎ 照明の配置と明るさ
▶︎ シェードデザイン、材質による光の違い
▶︎ 電球による光の違い
照明の基本的な考え方
照明選びにはデザインも大事ですが「必要な場所に必要な明るさがとれているか」も大事なポイントです。
「近づけると明るく」「遠ざけると暗く」なるのが照明。
ダイニングテーブル真上の頭がぶつからないギリギリの高さにペンダントライト
机で勉強や仕事をするなら手元にスタンドライト
ソファに座って本を読みたいなら傍らにスタンドライトやフロアライト
など、明るさが欲しい所からできるだけ近い位置に光源があれば不便はありません。
全体を照らす天井照明はほどほどの明るさにしておいて、さらに明るさが必要な場所は近くに照明を配置し状況によってオンオフするといった使い方をすれば
お部屋の柔らかい雰囲気を損なわずに、必要な明るさが得られます。
電球は同じ器具内で1つから2つに増やしても、照らされる範囲の明るさは2倍になるわけではなく、1.5倍程度です。
たとえば60Wを2つつけた場合、光の起点が2つになることで照らす範囲は広がりますが、
光の質はあくまで60Wのものなので“120W相当の明るさ”にはなりません。
今より手元を明るくしたいときは、天井照明に100W電球を増やすより手元に40Wのスタンドライトを置く方が効率的です。
(省エネにもなります)
「引掛けシーリング」って?
日本において標準的な、天井照明の電源です。
耐荷重は5kg。
四角いものや丸いものなど形が何パターンかあり、重いものや大きいものをしっかり固定するための「ローゼット」という金具がついたものもあります。
以下のようなものがあります。
引掛シーリングには、ペンダントライト(照明器具)の先端がこのタイプの物ならすべてつきます。
*Lampadaにある照明はほぼすべてこのタイプです。
照明器具詳細画面にて、取り付け方法が引掛けシーリングと表示されている器具は上の写真の器具が天井に付いていれば、簡単に取り付けられます。
詳細は、「照明のキホンについて」をご覧ください。
各照明の仕様に「○○W」と表示があるのは?
“その照明に使える電球のW数の上限”を示しています。
「100W」とあれば100W以下ならどれでも入れられ、
「60W」「40W」とあればそのW数以下の電球までしか入れられません。
W数の上限は、器具の大きさ・嵩に比例して上がっていきます。
電球を新しく買うときにチェックするべきポイントは?
以下の2点を確認してください。
(1) 電球を取り付けたい照明が何Wまで使える器具なのか
W数の上限は、照明の取扱い説明書や口金脇に張ってあるシールなどで確認できます。
(2) 電球を差し込む口金が「E26(口径26mm)」なのか「E17(口径17mm)」なのか
使っている電球の口金を定規で測ってから電球を購入してください。
ちなみに、アルファベット「E」は電球を発明したエジソンの頭文字から由来している記号です。
「E」がついている電球は、日本で一般的なクルクル回して取り付ける口金(ソケット)を意味します。 数字は電球の取り付け部分の直径を表しています。
つまり、E26は直径が26mmの口金の電球、E17は直径17mmの口金の電球ということです。
ちなみに、ナツメ球などはE12が一般的です。
LED電球は使えますか?
扱っている照明はすべてLED電球対応なので、お使いいただけます。入れる電球のW数は、器具の上限W数に従ってください。
ただLED電球は光の広がり方や色が白熱電球とは違うので、商品の見え方・影の広がり方が商品写真・店頭でご覧いただくのとは異なってしまう場合があります。
また照明を調光して使う場合には必ず“調光対応型LED”をお使いください。(器具との相性によってうまく点かない場合もありますのでご注意ください)
LED電球をお選びいただく際には、できるだけ光が広角に出るもの(広配光)、また影を楽しみたい場合は透明なものがおすすめです。
LED電球は電子的な光で目への刺激が強いので、心を休めるための空間・長く滞在する空間には白熱電球のままお使いいただくのがおすすめです。
Lampadaでも、LED電球のお取り扱いがあります。
取り扱い電球 → 白熱電球ラインナップ / LED電球ラインナップ
電球コラム → 光の質から感じる「3つの電球」の違い / 明かりは、リラックスと効率を使い分けよう
うちの天井にはLampadaの照明をつけられますか?
引掛けシーリングがついていれば、そのままつけられます。
(「要取付工事」とある照明についてはお問い合わせください)
乳白のカバーで覆われた丸い一般的なシーリングライトも電源は引掛けシーリングなので、外せばつけられます。
ただ棒状の蛍光管電球を使用している照明(オフィスや学校でよく見かける大きめの四角いシーリングライト)はそのままではつきません。電源が引掛けシーリングではないので、工事で電源を交換する必要があります。
またダウンライトもそのままではつきません。こちらは天井構造ごと変える必要があるので、内装工事等で引掛けシーリング電源にしてください。
ライティングレール(ダクトレール)は使い方いろいろ
引掛けシーリング仕様の照明をダクトレールにつける際は「ダクトレール用引掛けシーリングアダプタ(別売)」を取り付けてから照明を取り付けてください。
ダクトレールの利点は、耐荷重の制限がなくレール上であれば「どこにでも」「何個でも」照明をつけられること。
小さめの照明をいくつかつけたり、メインとなる照明をデザイン重視で選び明るさが足りなかったらスポットライトをプラスして補う、なんてこともできます。
傾斜天井の場合
好きなものを自由につけたいのであれば、電源を「傾斜天井用引掛けシーリング」にしておく(要電気工事)か、引掛けシーリング設置部分に下地を作るなどして、電源を地面と平行にしておくのがベストです。
電源を変えられない場合は、チェーン吊りで重さ1〜2kg程度のものの中から選ぶ(引掛けシーリングカバーは使えません)か、電源と別の場所にヒートンなどを打ったところに照明を下げる(ヒートンを打つところが重さに耐えられる構造かをご確認ください)などの方法で設置してください。
吊り下げ型の照明器具は電源と地面が平行であることを前提に作られています。斜めの天井にそのまま下げると根元に負荷がかって断線し、故障や落下の原因となります。
明るさの選び方
「明るく、くっきり照らしたい」場合には、6畳に対して100W、8〜10畳に対しては100Wもしくは60Wが複数入るものをおすすめしています。
その他、玄関には60W、廊下やトイレには40Wくらいあればよいと思います。
ただ明るさの感じ方は人それぞれなので、おうちや出かけた先などで「どんな空間だと明るく感じるかor暗く感じるか」を意識して見ておくのもおすすめです。
また、電球をクリア球(透明)にするかフロスト球(乳白色)にするかで、照明の感じも全く変わります。
目的に併せてオススメの電球をお選びいたしますので、お気軽にご相談ください。
具体例はこちらのページをご参照ください。
部屋全体を明るくしておく必要はあるか
その部屋で何をするか、によって必要な明るさは変わります。
くつろぎたいのであれば全体の明るさは控えめにして手元を照らすスタンドを併用される方が、空間全体が落ち着いた雰囲気になります。
ダイニングなら食卓が明るくなれば、灯りとしては必要十分です。
光は案外広範囲に届くものなので、空間が繋がっていればそれぞれに付けた照明の光が明るさを補ってくれることもあります。
照明の数を抑え、さらに点けたり消したりすることで省エネにもなりますよ。
照明の配置と明るさ
どう照らすか、どのくらい明るくするか、お部屋の用途によって配置の基準も変わります。下の図を参考にしてください。
頭上20cm以上は離して下げます。高く吊るほど光の配照範囲は広くなりますが、高すぎるとペンダントライトのデザインが見えにくくなるので、ほどよく下げるのがおす すめです。
照明の下を立ち歩くことはないので、テーブル天板から60~80cm離して下げます。テーブルが好みの明るさになり、かつ悪魔に感じな い高さに調整してください。近づけることでより明るくなり、“ダイニングらしさ”も演出できます。
居室と同じかそれより高い位置に下げて広範囲に光が広がるようにします。特に手元を明るくしたいときは、合わせてスタンドライトを配置するのがおすすめです。
Lampadaでは、照明の長さなど、仕様変更の加工(オプション)を承っています。詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
シェードデザイン、材質による光の違い
光の強さや広がり方は、シェードの形、素材の透明度や色の影響を強く受けます。基本的な傾向を図にしてみました。
開口部や組子の間からは明るく鮮明な光が、ワーロン(和紙)部からは、光が拡散され、布や白いガラスに比べ明るくやわらかな光が出ます。
↓照明ラインナップはこちらから。
「的」・「彩」シリーズ
「囲」「梯」「芳」「丹」「閑」「宴」シリーズ
「簾」「冊」「格」シリーズ
開口部からは明るく鮮明な光が、シェードを通した光は「ガラス(透明) >ガラス(カラー)>布(パーニュ)> 陶器」の順に明るさが 抑えられ、開口部からの光で照らされた場所がより際立ちます。
↓照明ラインナップはこちらから。
インドガラス ペンダントライト
陶器 ペンダントライト
パーニュ ペンダントライト・シーリングライト
電球による光の違い
弊社の照明は、人がくつろぐ場所にお使いいただくことが多いため、より自然光に近く、目への刺激が少なく、また空間やシェードをやわらかく照らす白熱電球を推奨しております。
お届け時は商品デザインに合わせた白熱電球を付属しておりますが、お好みで電球を付け替えていただくことも可能です。
白熱電球(クリア・透明)
すっきりとしたクリアな光。 シェードの影がくっきりと美しく出るのが特徴です。フィラメント(光源)が見えるため、まぶしく感じる場合もあります。
白熱電球(フロスト・乳白色)
ふわっとしたやわらかな光。 シェードの影は輪郭がぼやけるので、器具近くの天井や壁にふんわり映る程度になります。電球表面を白くしているので、フィラメントは見えずまぶしさは抑えられます。